ペットは、多くの場合、どんなに大切にしていても人間より早く亡くなってしまいます。
大切な家族ですので、亡くなったときは篤く供養したいものでしょう。
できることならペットと一緒のお墓に入りたいと考えている人も、多いのではないでしょうか。
一般の墓地では難しいですが、納骨堂によってはペットのお骨も一緒に納めることが可能なケースがあります。
ここでは、東京都内にあるペット専用や人とペットが一緒に入れる納骨堂を紹介していきます。

ペットの葬儀を行う人が増えている!

近年、ペットの葬儀を行う飼い主の数は増加傾向にあります。
ペットも大切な家族の一員です。
そのため、人間と同様に丁重に弔いたいと願う飼い主が増えているのでしょう。
ペット葬儀を専門に取り扱う葬儀施設もたくさんあります。
また、ペット専用のお墓を建てる飼い主も少なくありません。
これは、大切なペットがいつまでも心安らかに眠れるように、できるだけのことをしたいと考える飼い主がたくさんいるのでしょう。

ペットの納骨堂がおすすめ!

亡くなったペットを埋葬する際には、ペットが入れる納骨堂があります。
納骨堂とは、お遺骨を安置するお堂のこと。
好きなときにお参りでき、いつでもペットを身近に感じることができます。
ペットの埋葬場所としては、納骨堂のほかにペット霊園などもあります。
しかし、霊園は敷地を確保するために交通の不便な郊外にあることが多く、屋外にあるために天候の悪いときなどはお参りをするのも一苦労です。

田中真田中真

納骨堂は基本的に屋内にあるため、天候に左右されることはありませんのでおすすめです。また、管理者がいて管理が行き届いていることが一般的です。折々に供養を行ってもらえることもあります。

東京都内にあるペットの納骨堂ならここ!

東京都内にはペット用の納骨堂がいくつかあります。
そのうちのおすすめである、金蔵寺、慈恵院足立別院、常在寺を紹介しましょう。

金蔵寺は、港区麻布に位置する浄土真宗本願寺派の寺院で、800年近い歴史を持つ由緒ある古刹です。
ペット用納骨堂には、個別埋葬の「沙羅双樹」と合同供養墓塔「蓮華」の2つがあります。
沙羅双樹は3年の使用期限があり、期限後は元の価格の3割で継続使用が可能です。
希望に応じて、合同塔に移すこともお骨を手元に引きとることもできます。
沙羅双樹の価格はランクに応じて3万~20万円まであり、ほかに年間管理費が必要です。
3月、7月、9月に合同法要がありますので、ペットの魂も心安らかに眠れることでしょう。

慈恵院足立別院は、府中市にある禅宗の寺院・慈恵院の別院で、足立区にあります。
慈恵院は、ペットの葬儀や火葬、仏具の販売を行うなどペット供養に大きく力を入れているのが特徴です。
足立別院には棚式の個別納骨堂があり、こちらは火葬後2年間は無料で納骨できます。
そのほかに漆塗装の美しいロッカー式の霊座があり、こちらは20万~35万円の費用が必要です。
霊座は施主専用となり、代々受け継いで使用できます。
僧侶が常在して毎日朝晩読経を行い、ペットの魂を守っています。

常在寺は世田谷区にあり、山梨県の身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗の寺院です。
500年以上の歴史を持つ静かな境内の一角に、ペットの墓苑「六季の庭」があります。
納骨堂は棚式で、粉状にしたお骨をいれた骨壺を並べて納める形式です。
七回忌または十七回忌まで安置可能で、その後は境内総墓に合祀となります。
七回忌まで安置する場合は3頭まで12万円、十七回忌まで安置する場合は3頭までで28万円です。
ほかに供養料、管理料がかかります。

ペットの納骨堂を選ぶときの注意点とは?

ペットの納骨堂は大切なお骨を預ける場所ですので、慎重に選ぶ必要があります。
まず大切なことは、立地です。
どれだけ施設が立派でも、家から遠く交通の便も悪いようなところでは、なかなかお参りに行くこともできません。
通いやすい立地にあることは、納骨堂を選ぶときの重要なポイントの1つになります。

納骨堂には、棚式やロッカー式、仏壇式、自動搬送式などいくつもの種類があります。
お堂がどんなタイプか確認することも大切でしょう。
棚式は、ちょうど本棚のように棚があり、そこに骨壺などを並べます。
ロッカー式は、駅などにあるコインロッカーのように扉のついたボックスが並んでいるタイプです。
仏壇式は、家庭に置く仏壇のイメージに近いお堂で、それがずらりと横に並んでいます。
自動搬送式は、参拝スペースとお骨の収蔵スペースが別になっているのが特徴です。
参拝スペースで専用カードを読みこませるなどすると、お骨が収納スペースから自動で運ばれてきます。
人によっては、棚式やロッカー式は事務的な印象で、お骨を納めるのに抵抗を感じるという場合もあるでしょう。
希望に近いスタイルの納骨堂を選ぶことが大切です。

サイズや収納できるお骨の数を確認することも大切です。
ハムスターのような小型動物であれば小さなスペースで納められますが、大型犬であれば大きなスペースが必要になります。
また、多頭飼いしていて、亡くなるたびに同じスペースに安置したいというケースもあるでしょう。
余裕をもって納められるサイズであることが大切です。

パンフレットやサイトだけでは、わかりづらいこともあります。
ほとんどの納骨堂が見学可能ですので、実際に訪れて観察してみると良いでしょう。

ペットと一緒に入れる納骨堂のメリットとは?

納骨堂には、ペット専用タイプのほかに、人間用のお堂にペットが入れるタイプのものもあります。
つまり、自分が亡くなった後に、ペットと同じお堂に納骨してもらえるということです。
人間とペットが納骨できるタイプの最大のメリットは、いつまでも愛するペットと一緒にいられるということでしょう。
ペット専用の納骨堂や霊園に埋葬すると、自分が元気でお参りができるうちはペットの魂に寂しい思いをさせることはありません。
供養もきちんと行えます。
しかし、自分が亡くなった後は、ペットのお墓参りをする人がいないというケースもあるでしょう。
子どもたちに頼むのも気が引けるものです。
しかし、ぺットと一緒に入れる納骨堂にすれば、そういった心配はないでしょう。

都内にあるペットと一緒に入れる納骨堂を紹介!

ペットと入れる納骨堂がある都内の寺院を紹介しましょう。
おすすめは、魚籃寺納骨堂、成勝寺ゆいの御廟、雲龍寺光明霊廟です。

魚籃寺は、港区にある浄土宗の寺院です。江戸三十三観音札所の第二十五番目にあることから、多くの参詣客でにぎわっています。
納骨堂はロッカー式で、慈愛の園とやすらぎの園のふたつがあり、どちらも5万円でペットの納骨が可能です。
三十三回忌まで安置された後、合同墓に移されます。七回忌や十三回忌、十七回忌を区切りとすることも可能です。

成勝寺は世田谷区にある浄土真宗本願寺派の寺院です。
ゆいの御廟は斎場も備えている屋内墓苑に納骨堂があります。
参拝室は地下1階と2階に位置し、白を基調とした明るく静かな部屋です。
自動搬送式のため、参拝スペースにはゆとりがあり、落ち着いた気持ちでお参りできるでしょう。
永代使用料は80万円で、ほかに年間管理料が必要です。
追加費用なしにペットも収蔵できます。

雲龍寺は、八王子市にある曹洞宗の寺院です。
光明霊廟は、お仏壇のようなお堂が横に並ぶ形式で、8柱以上収納できます。
もちろん、ペットも納骨可能です。
費用は57万円で、ほかに年間管理料がかかります。

いつまでも愛するペットと一緒に!

ペットと過ごす日々は、飼い主に多くの幸せを与えてくれます。
その愛おしいペットとの永遠の別れは、とても辛く悲しいいことです。
しかし、納骨堂にお骨を納めて供養を続けるうちに、やがて悲しみは癒えてくるでしょう。
ペットと入れる納骨堂であれば、飼い主が亡くなった後も一緒に居られます。
いつまでもそばにいられる納骨堂の利用を、検討してみてはいかがでしょうか。