身近な人が亡くなると、どこで葬儀をすれば良いのか悩むものです。
なぜなら、自宅や寺院のほかにも葬儀社が運営する斎場や葬祭会館、自治体の施設など、葬儀ができる場所はたくさんあるからです。
なかには斎場を併設している納骨堂もあります。
一般的なお墓ではなく納骨堂の利用を検討しているのであれば、葬儀から納骨まで1つの施設で行えるのは大変便利です。
ここでは、納骨のタイミングや納骨堂を選ぶメリット、注意点などと合わせて、都内にある葬儀もできる納骨堂のおすすめを紹介していきます。

葬儀後に納骨する時期は?

日本では、葬儀のほとんどが仏式で行われます。
お遺骨は自宅にて安置し、初七日から四十九日までの間や一周忌法要を待って納骨されることが一般的です。
ただし、葬送の仕方は地域によって異なり、葬儀の直ぐ後に納骨をする地域もあります。
神式で行う場合は、仏式とは日が異なりますので注意が必要です。
神式の霊祭(法要)は、葬儀の後の翌日祭、その後10日ごとに十日祭、二十日祭と続き、五十日祭まであります。
この五十日祭は、仏式でいう四十九日に当たるものです。
神式では基本的にお骨上げをしたら直ぐに納骨を行いますが、五十日祭までのいずれかの霊祭の日を選んで納骨をすることもよくあります。
また、お墓が用意できていない場合などは、五十日祭以降にある百日祭や一年祭で納骨をすることもあるでしょう。
基本的に、いつ納骨をするかは遺族が決めて構いません。

田中真田中真

納骨はいつまでにしなければならないという決まりはありません。いつ行っても良いですが、そのためにはお墓や納骨堂など、お遺骨を納める場所を手配しておくことが必要です。遺族の状況に応じて納骨の時期を決めると良いでしょう。

納骨法要の流れとは?

仏式で納骨をする際に行うのが、納骨法要(納骨式)です。
納骨法要を行うまでに、お遺骨を納めるお墓や納骨堂などを準備しておきましょう。
納骨法要では、遺族のほかに故人と親しかった友人などが参列し、僧侶が開眼法要や納骨経を上げます。
開眼法要とは、新たにお墓を建立した場合に必要な法要のことです。
お魂入れや入魂式とも呼ばれます。
開眼法要を行うのも納骨経をあげるのも、僧侶に来てもらう必要がありますので、前もって相談して日時を伝えておきましょう。

納骨法要では、まず、遺族の代表が参列者に丁寧に挨拶を述べ、お遺骨を納めます。
ついで墓前で僧侶が読経し、指示に従って参列者に焼香をしていただきましょう。
参列者の焼香が終われば、法要は終了です。
その後は、参列者に会食をふるまいます。
僧侶も招きますが、参加しない場合は代わりとして御膳料を渡すことが一般的です。
お車代やお布施も渡しましょう。
お布施の相場は地域によって異なりますが、納骨式のみ行った場合で5万程度です。
開眼法要も行った場合は、2万~3万円を足すと良いでしょう。

神式では、納骨法要のことは埋葬祭と称します。
埋葬際は、遺族や親族が参列して、墓前で神職が祭詞を奏上、玉串を捧げることが一般的です。
まずは、遺族がお遺骨を安置し、お墓の周りに榊や銘旗、花を飾り、米や餅などの神饌を備えましょう。
神饌とは神に捧げる飲食物のことです。
その後、神職がお祓いをして祭詞奏上、玉串奉奠となり、続いて参列者が玉串を奉奠して拝礼します。
玉串奉奠が一巡すれば終了です。
この後は、参列者と会食を行います。神職を飲食でもてなすことはなく、代わりに御膳料を渡すことが一般的です。

葬儀ができる納骨堂を選ぶメリットとは?

かつては、お遺骨を納める場所は墓地であることが一般的でした。
しかし、現代では納骨堂を選ぶ人が増えています。
これは、従来のお墓に比べて納骨堂の利用にさまざまなメリットがあるからでしょう。
大きなメリットとしては、墓地の維持管理をする必要がないということが挙げられます。
納骨堂には管理者がいて、代わりに維持管理を任せることが可能です。
子や孫などに負担をかけずに済みますし、お墓の継承者がいない場合でもほとんどの納骨堂では永代供養をしてもらえるので安心できます。

また、費用を抑えられることも、大きなメリットでしょう。
お墓を建立する際にかかる費用の平均相場は、200万円といわれています。
これは、墓地の永代使用料に加え、墓石にお金がかかるからです。
しかし、納骨堂は永代供養料は必要であっても墓石は必要ありません。
そのため、30万円~120万円程度の費用で利用できます。
費用に幅があるのは、運営元の違いや納骨堂のタイプ、何霊収骨できるかなどの条件で変ってくるためです。

お墓は外にありますので、雨の日などにお参りに行くのは大変です。
しかし、納骨堂は基本的に建物内にあるため、天候に左右されません。
お花やお線香が準備されているところも多く、手ぶらでお参りできるところもあります。
納骨堂は、お墓に比べて故人のお参りに行きやすいのです。
寺院にあるお墓に入るときは檀家になる必要がありますが、納骨堂の多くは宗旨宗派を問わず、誰でも利用可能な点も魅力の1つでしょう。
ただし、寺院が管理している納骨堂のなかには在来仏教でなければならないとするところもありますので、事前に確認をすることが必要です。

納骨堂のなかには、同じ建物内に斎場や法要施設、多目的ホールなどが設置されているケースがあります。
納骨堂を選ぶポイントはいくつかありますが、斎場が併設されているというのは1つのポイントとなるでしょう。
なぜなら、斎場のある納骨堂であれば葬儀から納骨までの一連の法要が同じ施設で行えるからです。
忙しい時期にいくつもの場所を訪れなければいけない煩わしさがありません。
葬儀場までのアクセスも便利です。

田中真田中真

納骨堂の利用は、維持管理の手間が省けて子孫の負担を減らせる、費用を抑えられるといったさまざまなメリットがあります。斎場が併設されていて葬儀も行える納骨堂を選べば、納骨までスムーズに行え、便利でしょう

東京都内で葬儀ができる納骨堂のおすすめを紹介!

田中真田中真

東京都内で葬儀まで行える納骨堂のおすすめを3つ紹介しましょう。

まずは2014年に港区でオープンした迦楼塔東京です。
アクセス至便な都心の一等地にある洗練されたデザインの建物で、中に入ると気品あふれる空間が広がります。
内部にあるのは参拝室や納骨室のほか、運営する弘法寺の壮麗な本堂や広々とした副本堂(多目的ホール)などです。
葬儀のほかに、法要や会食に使用することもできます。
納骨堂は1基ごとに独立した仕様で、生花やお線香が用意されていますので、心静かに落ち着いてお参りができるでしょう。
宗旨宗派を問わず、無宗教でも利用可能です。

我妻橋天空陵苑は法華寺の境内にある納骨堂です。
浅草と東京スカイツリーの中間にありアクセス至便な立地のため、故人をお参りしたくなったときいつでも気軽に訪れることができます。
1階には日蓮宗の本堂があり、宗派を問わず法要などに利用することが可能です。
2階のホールや3階のラウンジも利用できます。
参拝室があるのは2階と3階で、1基ずつ独立していますので周囲を気にすることなく落ち着いてお参りできるでしょう。
宗旨宗派を問わず、利用可能です。

ゆいの御廟は成勝寺の運営する納骨堂です。
世田谷区にあり、白を基調とした安らぎを与える外観をしています。
アクセスも良く、お参りや法要などに行きやすいでしょう。
4階には広々とした斎場があり、3階にある客殿は葬儀や法要の際の控室や会食場として使えます。
参拝室があるのは地下1階と2階です。
宗旨宗派不問で利用できます。
また、ゆいの御廟はペットの骨も収蔵できる数少ない納骨堂の1つです。

葬儀も一緒に行える納骨堂を選ぼう!

納骨をするタイミングは喪家によってさまざまです。
地域や遺族の考え方にもよりますし、お遺骨を納める場所が用意できているかどうかによっても変わるでしょう。
お墓を一から建立する場合は時間がかかりますが、納骨堂であれば比較的早く用意することが可能です。
斎場や法要ができるホールが併設されている納骨堂ならば、葬儀から納骨までスムーズに行え便利でしょう。