子孫に負担をかけたくないからと、従来のお墓ではなく納骨堂を選ぶ方も増えてきました。
しかし、納骨堂にはさまざまなタイプがあり、料金も大きく異なります。
また、仏教には宗派がいくつもありますが、ご自身の宗派にこだわりを持っているという方も多いことでしょう。
ここでは、納骨堂の料金の相場や、東京都内にある真言宗の納骨堂をご紹介していきます。
東京都内で納骨堂を探しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

真言宗の特徴とは?

仏教には主に13の宗派がありますが、そのうちの1つが真言宗です。
平安時代の初期に、中国から帰国した弘法大師空海が、真言宗を日本で広めました。
真言宗の中心となる思想は密教であり、大日如来を本尊としてまつっています。
大日如来は、密教では最高位の仏であり、宇宙そのものを表すと考えられています。
弘法大師空海は、修行によって大日如来と一体となることで、現在の身体のままで仏になることができると説きました。
これを「即身成仏」といいますが、その教えは弟子へと受け継がれ、多数の宗派へと分かれていったのです。

真言宗の主な宗派は16派ありますが、その総大本山が18あることから、真言宗十八本山とも呼ばれています。
古義真言宗・新義真言宗・真言律宗という大きく3つに分かれており、古義真言宗には16派のうち12派が属しています。
例えば、高野山真言宗は古義真言宗に属しますが、弘法大師空海の修行の場とされる金剛峰寺が総本山となります。
宗派によって作法や本山が異なりますが、同じ真言宗であるため大差はありません。

納骨堂の費用相場を知ろう!

納骨堂の費用には、永代供養料と管理費の大きく2種類があります。
永代供養料とは、供養のためにかかる料金のことで、一般的には納骨堂を契約した際に一括で支払うものです。
管理費は、納骨堂の運営・管理のためにかかる費用であり、合祀までの期間分の料金を支払います。
永代供養料と管理費をまとめて契約時に支払うパターンと、管理費のみは年払いで支払うパターンがありますが、その金額に大きな差はありません。

田中真田中真

管理費の支払い方は、合祀までの期間が契約時に決まっているかどうかにより異なります。合祀までの期間がすでに決まっている場合は契約時に、まだ決まっていなければ年払いになることが多いようです。いずれにせよ、金額に大差はありませんので、ご安心ください。

納骨堂は、基本的に納骨する人数が多くなれば多くなるほど料金が高くなります。
1名用の納骨堂の料金相場は、全国平均で約50万円です。
これは契約時に支払う金額であり、場合によっては別に管理費が必要となることもあります。
管理費の相場は、2千円〜1万5千円ほどでしょう。

複数の骨壺を納められる家族用の納骨堂では、平均の料金相場が50万〜200万円ほどになります。
納骨する人数に応じて、大きさを選ぶことができます。

田中真田中真

1名用の納骨堂の場合、相場は約50万円でしたね。しかし、納骨堂の種類によっては、10万〜100万円と金額に差があります。次は、種類による違いをみていきましょう。

納骨堂には主に、以下の4種類があります。

  • ロッカー型
  • 仏壇型
  • 墓石型
  • 機械型

ロッカー型の納骨堂は、4種類の中で最も安く、1名用では料金相場が10〜20万円ほどになります。
ロッカー型には広いスペースが必要ないため、安価な料金設定になっているのです。

仏壇型の料金相場は1名30〜40万円ほどですが、ほとんどが家族用になります。
上段に仏壇が設けられており、下段に骨壺を納めるスペースがあります。
墓石型の料金相場は、1名用が100万円ほどで、通常のお墓と同じように供養ができます。
永代供養のプランであれば、一定期間が経過すると合祀してもらえるため、将来お墓の管理に悩むこともありません。
近年増えているのが機械型で、相場は高めの50〜100万円ほどになります。
機械によって骨壺が運ばれてくるという、現代型の納骨堂です。

田中真田中真

納骨堂の種類だけではなく、立地や設備によっても料金は変わります。アクセスしやすい納骨堂や、設備の整っている納骨堂は人気があるので、料金設定が高くなっているようです。

納骨堂の経営主体によっても、納骨堂の料金は変わります。
経営主体には大きく分けて3種類あり、公営納骨堂民営納骨堂寺院納骨堂です。

公営納骨堂は、県や市といった自治体が運営をしており、安く利用できるのが特徴です。
料金相場は、1名用で約20万円、家族用で30〜60万円ほどなので、非常に人気が高いといえます。

民営納骨堂は、民間の法人が運営をしており、ユニークなサービスや設備を提供しているところも少なくありません。
料金相場は、1名用で50〜100万円ほど、家族用になると100万円を超えるものもあります。

寺院納骨堂は、寺院が運営している納骨堂で、料金相場は1名用30〜80万円ほど、家族用が80〜100万円ほどになります。

田中真田中真

納骨堂の経営主体によっても、こんなに料金に違いがあります。納骨堂を選ぶときは、さまざまな観点から検討することが大切でしょう。

東京都内にある真言宗の納骨堂を紹介!

ここでは、東京都内にある納骨堂を厳選してご紹介します。以下の3つです。

  • 金鶏山真成院
  • 正福院
  • 墓石型
  • 迦楼塔東京

金鶏山真成院は、JR、地下鉄東京メトロ丸の内線・南北線四ツ谷より徒歩7分という便利な立地にあります。
豊臣秀吉が死去した1598年に、祈祷僧である清心法印によって開山されました。
戦時中に空襲を受けたため、現在の真成院は戦後に再建されたものです。
その当時には珍しく、「四谷霊廟」と呼ばれる室内墓地を先駆けて建立しました。清厳・華厳・蜜厳という3種類の納骨堂があり、特別仕様の蜜厳には16名まで納骨可能です。
納骨堂の他にも永代供養墓があり、1名あるいは夫婦用の蓮華廟、最も安価な八角廟があります。
八角廟には、複数名の申し込みも可能となっています。

正福院は、江戸時代から寺院が多く集まっていた元浅草にあります。
その街並みは、都心にありながらも落ち着いた雰囲気です。最寄り駅は銀座線稲荷町駅で、徒歩約5分になります。
正福院は1611年に、現在の東京都中央区日本橋浜町あたりで開創されたといわれています。
跡継ぎがいないと悩む檀家のために、正福院の境内に永代供養墓「彩雲」が設けられました。
もちろん、檀家以外の方も受け入れ可能です。また、今あるお墓から「彩雲」への改葬も受け付けています。

迦楼塔東京は、弘法大師が1200年前に開いた弘法寺が運営をしており、宗旨・宗派を問わない納骨堂です。
無宗教やキリスト教の方でも入ることができ、檀家になる必要もありません。
グッドデザイン賞を受賞した現代的な建物で、美しさはもちろんのこと最新の耐震基準もクリアしている安心の設計です。
大切な遺骨をしっかりと守ってくれることでしょう。
また、参拝方法も画期的で、ICカード1枚で受付から参拝まで行います。
お花やお線香も用意されているため、身軽にいつでもお参りができます。
さらには、利便性も良く、3駅からアクセス可能です。
都営三田線・浅草線三田駅からは徒歩6分、都営大江戸線赤羽橋駅からは徒歩7分になります。

宗派を問わない汎用性の高い納骨堂を検討してみよう!

宗派を問わない納骨堂であれば、宗派に強いこだわりのある方でも、特定の宗派がない方でも、どんな方でも利用できます。
納骨堂には宗派を問わないところも比較的多いため、汎用性の高い納骨堂を検討することをおすすめします。
今回ご紹介した3つの納骨堂は、いずれもアクセスしやすい立地にありますので、機会があれば見学してみてください。