「お墓参りに行きたいが墓地が遠方にあってなかなか行けない」
東京や神奈川に住む人で、こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
お墓を近くに移したいと思っていても首都圏には墓地用の土地が不足しているといわれています。
そんなときは、納骨堂を選ぶのも良い方法です。
首都圏に納骨堂があればアクセスが良くとても便利。思い立ったらすぐにお墓参りができるでしょう。
そこで、ここでは東京都内と神奈川県内の納骨堂の相場や選び方のポイント、さらにおすすめの納骨堂についてわかりやすく紹介していきます。

納骨堂を選ぶメリットとは?

そもそも、「納骨堂ってどんなものなの」と思っている人もいるのではないでしょうか。
納骨堂とは故人のご遺骨を骨壷のまま安置できる建物のこと。
かつて、人は亡くなるとお墓に入るのが慣例でした。
ところが、少子化や超高齢化の影響でお墓の後継者がいなかったり「子どもたちに負担をかけたくない」と考える人が増えたりしていることもあって、首都圏を中心に納骨堂に対する関心が高まっているのです。

納骨堂のメリットとしては主に5つのポイントが挙げられるでしょう。

  1. 1.お墓に比べて費用が抑えられる
  2. 2.永代供養をしてもらえることが多い
  3. 3.天候に左右されずに参拝できる
  4. 4.宗派を問わないところが多い
  5. 5.管理や供養を施設側が代行するため継承者が必要ない
田中真田中真

納骨堂ならひんぱんに訪れなくても寺院や霊園が管理や供養をしてくれるので安心ですね。

また、一口に納骨堂といっても、いくつかの種類があることを知っておきましょう。
大きく5つのタイプに分けられます。

1.棚式

仕切りのないひな壇にご遺骨やご位牌を並べるタイプです。

ロッカー式

コインロッカーのように個別に仕切られているスペースにご遺骨を安置する形式です。とびらを開けて参拝するタイプやご遺骨を専用スペースに移動させてお参りするタイプなどがあります。

仏壇式(霊廟式)

一般的な仏壇を複数並べたような形式です。個々のスペースは上下2段に分かれているのが普通で、上段には仏壇を、下段にはご遺骨を安置できます。

墓石式

従来型のお墓を室内に設置したようなタイプで、墓石を借りて納骨します。

自動搬送式

首都圏で人気が高まっているのが自動搬送式です。ICカードやタッチパネルで操作するとコンピューターによって自動的に参拝スペースに骨壷が運ばれてくるのが一般的です。

田中真田中真

納骨堂にはさまざまなタイプがあるので、参拝する人の事情や将来のことまで考えて慎重に選ぶ必要があります。

納骨堂の相場について知りたい!

納骨堂を利用するとき気になるのが利用料金の相場ではないでしょうか。
一般的に、1人用ならば全国平均は50万円程度といわれています。
とはいえ、ご遺骨の数が増えると料金も上がるのが普通です。
タイプや立地条件、設備などによっても相場が大きく変わってくるでしょう。
通常、棚式やロッカー式では料金が低く、墓石式や自動搬送式で料金が高くなる傾向があります。

納骨堂を運営している団体の違いによっても料金相場が異なります。運営団体は大きく3つに分けられるでしょう。

1.寺院が運営している寺院納骨堂
2.自治体が運営している公営納骨堂
3.宗教法人などの民営団体が運営している民間納骨堂

一般的に、公営納骨堂の利用料金が最もリーズナブルです。
また、利用料金とは別に、維持管理費が発生することがあります。
年に2000~1万5000円ほどの管理費がかかるのが一般的です。

田中真田中真

場合によっては管理費を一括で支払うことが求められるケースもあるため、あらかじめ確認しておくと安心ですね。

納骨堂を選ぶ上での注意点を押さえよう!

納骨堂を選ぶにあたってはメリットだけでなく注意点もしっかり理解しておくことが大切です。

供え物に制限がある

棚式やロッカー式などの納骨堂では、供え物ができないケースも少なくありません。
建物内が火気厳禁となっていてお線香が上げられないケースもあるため注意しましょう。

契約期間が終了すると合祀されるのが一般的

納骨堂では契約期間が終了すると、ご遺骨を個別のスペースから取り出して合祀するのが一般的です。
永代供養とうたわれているからといって合祀されないわけではありません。
永代供養とは、家族や親族に代わって寺院や施設が管理や供養を永代にわたって代行すること。
合祀とは、複数のご遺骨をまとめて管理・供養する方法です。

合祀になるとご遺骨が取り出せない

合祀になるとご遺骨が混ざってしまうので個別に取り出せなくなります。
ご遺骨の一部を自宅に持ち帰る手元供養をする人が増えているため、「契約期間が終わったら手元供養をしたい」と考えている人は管理団体に相談してみると良いでしょう。

火災の発生や建物の老朽化のことも考えよう

世界的に自然災害が増えているので、納骨堂の施設が被害を受ける可能性についても考えておくことが大切です。
特に火災が起きるとご遺骨が消失するおそれが出てきます。
また、施設が老朽化したときに、建て直しの費用が別途発生するかどうかについても確認しておきましょう。

東京都内にあるおすすめの納骨堂

迦楼塔東京(かろうとうとうきょう)

東京都内にあるおすすめの納骨堂として、まずは都内の一等地・港区に位置する「迦楼塔東京」(かろうととうきょう)を紹介します。
最寄り駅は都営三田線・浅草線の三田駅で、徒歩6分と非常に便利です。
JR田町駅から徒歩8分、都営大江戸線の赤羽橋駅から徒歩7分で、アクセスの良さは飛び抜けています。

初めて「迦楼塔東京」を訪れた人は、その気品あふれる高級なたたずまいに圧倒されるかもしれません。
都内に溶け込んだ現代的な外観とモダンでスタイリッシュな内観を持ち、高級御影石や大理石をふんだんに使って荘厳な祈りの空間を演出しているのです。
「迦楼塔東京」は、1200年前に弘法大師が開いた由緒ある寺院・弘法寺によって管理・運営されています。
建材は当時のものを再利用しているので、現代的なデザインのなかにも歴史が感じられるでしょう。
龍生院の本堂をそのまま室内に再現している点も見逃せません。

「迦楼塔東京」は全館バリアフリーなので車椅子でも安心です。
納骨堂のタイプは自動搬送式で、ICカードのみで参拝できます。
納骨堂の利用にあたって宗派が問われることはありません。地震や経年劣化で建物を建て替えるときに「追加の修繕費を支払う必要がない」と明記されている点も大きなポイントです。

新宿御苑前聖陵

「新宿御苑前聖陵」は新宿御苑に作られた都市型の納骨堂で、マンションのような都会的な外観を持ちます。
東京メトロ丸ノ内線の新宿御苑前駅から徒歩3分という好立地で、特別な持ち物を用意しなくても身軽にお参りできるのが魅力です。
6階建ての建物の3階から6階が参拝スペースになっていて、各フロアに3つずつ参拝ブースがあります。
ブースのあいだに仕切りが設けられているためプライバシーを確保しやすいでしょう。
自動搬送式を採用しており、参拝カードを受付機にかざすとご遺骨を収蔵したお厨子が自動的に墓石にセットされます。

「新宿御苑前聖陵」の管理・運営は浄土宗太宗寺が行っています。
利用にあたっては宗教や宗派はもちろん、国籍も問われません。
自分の宗教や宗派のルールに基づいた祭祀を行うことも可能です。ご遺骨は最大8体まで収蔵できます。

吾妻橋天空陵苑

「吾妻橋天空陵苑」は浅草と東京スカイツリーのあいだに位置する納骨堂です。
最寄り駅は本所吾妻橋駅で徒歩2分の近さ。浅草駅からも徒歩8分なので、交通の利便性は抜群です。
スカイツリーが見渡せる好立地で、親族が集まりやすく忙しい人でも気軽に立ち寄れるのが魅力ではないでしょうか。

施設内は完全バリアフリー。
参拝カードをかざしてタッチパネルで操作すると、ご遺骨が自動的にお参りスペースに搬入されます。
管理・運営にあたっているのは宗教法人法華寺ですが、宗派は問われません。
受け入れ可能なご遺骨数は最大8体です。

神奈川県内にあるおすすめの納骨堂

久保山清苑

神奈川県横浜市南区にある回向院納骨堂「久保山清苑」は株式会社霊園管理センターが管理・運営する納骨堂で、3階建ての落ち着いた外観を持ちます。
内装は白やベージュを基調とした控えめでモダンなデザインで、格調高い参拝ブースを完備しています。
宗派に制限がなく、生前からだれでも気軽に申し込みができるのがメリットです。

自動搬送式を採用しており、まずはフロントでICカードをカードリーダーにタッチします。
次に、参拝ブースに設置されたタッチパネルに会員カードをかざすとご遺骨を収蔵したお厨子が自動的に墓石にセットされる仕組みです。

妙遠寺室内納骨堂「妙泉殿」

「妙泉殿」は、神奈川県川崎市にある名刹・妙遠寺の敷地内に設置された納骨堂で、川崎駅前から徒歩9分と至近です。納骨堂の管理・運営は妙遠寺が行っており、境内に永代供養塔や樹木葬墓を併設しています。
ペット供養塔を完備しているので、ペットを飼っている人は要チェックでしょう。

「妙泉殿」は全館バリアフリーの室内納骨堂で、利用に際して宗教や宗派、国籍は問われません。
いわゆるロッカー式の納骨堂ですが、黒地に金の装飾がほどこされているため施設内は荘厳な雰囲気です。

富士霊廟

神奈川県横浜市港北区にあるのが富士記念館の富士霊廟です。
駅に近くアクセスの良い納骨堂で、横浜駅から9分、新横浜駅から2分の岸根公園駅で下車して徒歩5分の場所にあります。
車の場合は第三京浜の港北インターや首都高速の東神奈川インターか三ツ沢インターで降りると便利でしょう。

納骨堂は仏壇式で、家族ごとに飾り棚と納骨安置壇を専有できるタイプです。
上壇は飾り壇になっており、ご位牌や遺影、供え物などが飾れます。
下壇は納骨スペースで最大6体まで収蔵可能です。
ペットと一緒の納骨が可能なのは大きな魅力ではないでしょうか。
33回忌までの利用となっており、年4回合同法要が営まれます。

東京・神奈川なら参拝しやすい場所で安心!

東京や神奈川で納骨堂を選ぶときは、参拝したい人がお参りしやすい場所にあるかどうかが重要なポイントになってきます。
料金が手頃でもお参りしにくければ意味がないからです。
納骨堂にはさまざまな種類があり、プランの内容や料金も異なります。
後悔することのないように、契約する前にさまざまな角度からしっかり検討しましょう。